なんであの人はいつ周りとの人間関係がうまくいっているんだろう?と感じたことはありませんか?職場やプライベートでも、スムーズに人間関係を築ける人がいる一方で、なぜか対人トラブルが絶えない人もいます。この違いを生むのがEQ「心の知能指数」と言われるものです。EQは単なる頭のよさ(IQ)とは異なり、人間関係を円滑にするうえで非常に重要なスキルです。

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この記事は次のような人におすすめです!
- 人間関係で悩みやすい
- 共感力を高めて相手の気持ちを理解したい
- 感情的になりやすい
- リーダーシップを発揮したい
職場や学校、友達関係など、社会の中で生きている限り、人との関わりは避けられません。だからこそ、多くの人が、大なり小なり人間関係の悩みを抱えているのではないでしょうか。
国内で300万部を超えるベストセラー『嫌われる勇気』では、アドラー心理学の考え方として「すべての悩みは対人関係の悩みである」という主張が紹介されています。
このサイトでは、そんな人間関係の悩みを解決するためのヒントをまとめています。
この情報が、あなたの人生を少しでも生きやすくする手助けになれば嬉しいです!
EQ(心の知能指数)とは?成功や幸せを左右する?!

EQ(Emotional Inteligence Quotient)とは、自分や他人の感情を理解し、うまく活用する能力のことです。
簡単に言えば、「自分の感情をコントロールし、相手の気持ちを読み取る力」です。この概念は、心理学者のダニエル・ゴールマンによって広められ、成功や幸せを左右するのはIQではなく、EQであるという考えが広まりました。
例えば、こんな場面を想像してみてください。
部下がミスをしたとき
- EQが高い人
「どうすればミスを防げるか?」と冷静に考え、指導できる - EQが低い人
カッとなって怒鳴り、信頼関係を壊してしまう
友人が悩んでいるとき
- EQが高い人
相手の気持ちに寄り添い、適切な言葉をかけられる - EQが低い人
「大した事ないよ」と軽く流してしまう
このように、EQが高いかどうかで、対人関係の結果が大きく変わります。
IQとEQの違い
意味
- EQ(心の知能指数)
感情を理解し、コントロールする能力 - IQ(知能指数)
論理的思考や知的能力の指標
影響する分野
- EQ(心の知能指数)
人間関係、コミュニケーション、ストレス管理 - IQ(知能指数)
記憶力、計算能力、学習能力
高い人の特徴
- EQ(心の知能指数)
共感力があり、人間関係が円滑 - IQ(知能指数)
学習や問題解決が得意
人生への影響
- EQ(心の知能指数)
仕事やプライベートでの成功、人間関係の質 - IQ(知能指数)
学業成績や専門的なスキル

IQが高くても、人間関係がうまくいかない人がいるのは、EQが低いためかもしれません。
逆に、学歴や知能が普通でも、EQが高い人は人に好かれ、成功しやすくなります。
EQが高い人の特徴
- 自分の感情を客観視できる
イライラしても「なぜ自分は怒っているのか?」を冷静に考えられる - 感情に流されず、落ち着いて行動できる
怒ってもすぐに反応せず、一呼吸置いてから対応する - 共感力が高く、相手の気持ちを理解できる
相手の立場になって考え、適切な言葉をかけられる - ストレスをうまくコントロールできる
失敗しても感情に飲み込まれず、前向きに立ち直れる - コミュニケーションがスムーズ
相手に合わせた話し方ができ、無用なトラブルが避けられる
EQが低いと…?
EQが低い人は、感情をうまく扱えないため、こんな問題が起こりやすくなります。
- 怒りやストレスを爆発させてしまう
カッとなってすぐ言い返したり、感情的に行動してしまう - 相手の気持ちを考えずに発言してしまう
「そんなの大したことないよ」など言って、相手を傷つける - 人間関係のトラブルが多い
無意識に相手を不快にさせ、対人関係がうまくいかない - 失敗や批判を受け入れない
すぐに他人のせいにする、落ち込みすぎる
EQが低いと、人間関係だけでなく、仕事やストレス管理にも影響を与えます。逆に、EQを高めることで人に好かれる・ストレスが減る・チャンスをつかみやすくなるなど、多くのメリットを得ることができます。
EQの5つの構成要素
心理学者ダニエル・ゴールマンによると、EQ(心の知能指数)は5つの要素から構成されています。
これらを鍛えることで、感情コントロール力や共感力を高め、人間関係をスムーズにできます。
①自己認識(Self-Awareness)
今、自分がどんな感情を持っているのか?に気付く力
EQが高い人は、自分の感情を客観的に理解できます。たとえば、仕事でミスをしたときに「焦っている」「落ち込んでいる」と認識できると、冷静に対処できます。
②自己調整(Self-Regulation)
感情に流されず、落ち着いて対応できる力
EQが低い人は、イライラするとすぐ怒ったり、焦るとパニックになったりします。対して、EQの高い人は、感情に振り回されず、冷静にコントロールできます。
③モチベーション(Motivation)
ポジティブな気持ちを維持し、目標に向かって努力出来る力
EQが高い人は、困難に直面しても前向きに努力し続けることができます。EQが低い人は、失敗するとすぐに諦めたり、他人の評価ばかり気にしてしまいます。
④共感力(Empathy)
相手の気持ちを察し、寄り添う力
EQが高い人は、相手の表情や話し方から感情を読み取り、適切に対応できます。一方、EQが低い人は、相手の気持ちを考えずに発言し、無意識に傷つけてしまうことが多いです。
⑤社会的スキル(Social Skills)
人とスムーズにコミュニケーションを取る力
EQが高い人は、相手に合わせた話し方ができ、対立が起きても落ち着いて解決できます。対して、EQが低い人は、自己中心的な発言をしたり、感情的になって人間関係を悪化させがちです。
EQを高める具体的なトレーニング方法

EQ(心の知能指数)は、生まれつきのものではなくトレーニングで鍛えることができます。
①自己認識を高めるトレーニング
自分の感情に気付き、冷静に分析する力を鍛えましょう
感情日記をつける
1日1回、「今日の感情」と「その理由」を書いてみましょう。とにかく頭に浮かんだことを書いていく「ジャーナリング」もおすすめです。
例:「上司に指摘されてイライラした。自分のミスを指摘されたのが悔しかった」
感情に名前をつける
「イライラする」ではなく、「不安だから焦っている」「恥ずかしいから怒っている」と具体的に表現してみましょう。
「今、何を感じている?」と自問する
1日3回、決まった時間にその時の気持ちをチェックすると、自分の感情を正確に認識する能力が上がります。
感情を100点満点で評価する
「今の怒りは100点中何点?」と考えると、感情を客観視しやすくなります。
②自己調整を鍛えるトレーニング
感情に流されず、落ち着いて対応する力を鍛えましょう
「6秒ルール」を実践する
怒りや不安を感じたら6秒間待つよう心掛けましょう(怒りのピークは6秒で落ち着くと言われています)
マインドフルネス瞑想を習慣にする
1日5分でも、目を閉じて深呼吸し、「今この瞬間」に意識を向けてみましょう。
長期的に考える
イライラしたとき、「これって1年後も気にしていること?」と考えると冷静になれます。
ポジティブな言葉を習慣化する
どうしよう…と落ち込んでしまうのではなく、「どうすればいいかな?」と考えてみましょう。
環境を変える
イライラしたら一度その場所を離れてみましょう。(深呼吸、散歩、トイレに行くフリなど)
③モチベーションを上げるトレーニング
前向きな気持ちを保ち、目標に向かって努力する力を鍛えましょう。
「小さな成功体験」を積む
目標を「5分だけやる」とハードルを下げ、達成感を味わうと、前向きに続けやすくなります。
自分にご褒美を設定する
「仕事を終えたら好きなカフェに行く」など、やる気を維持する仕組みを作ることで、無理しすぎず努力することができます。
「理想の自分」をイメージする
EQが高い自分を想像し、「こういう時、理想の自分ならどうする?」と考えて行動してみましょう。
ポジティブな言葉を自分にかける
「無理かも…」ではなく、「大丈夫、できることから始めよう」といいかえることで、モチベーションを保つことができます。
なぜやるのか?を明確にする
モチベーションを上げるために「これを達成したらどうなる?」と考えてみましょう。
④共感力を高めるトレーニング
相手の気持ちを理解し、寄り添う力を鍛えましょう。
相手の表情や声のトーンを観察する
「この人、表情は笑ってるけど、声が沈んでるな」と気づくクセをつけてみましょう。
相手の話を最後まで聞く
途中で口を挟まず、相手が話し終わるまで待つことが大切です。
共感の言葉を使う
「〇〇だったんだね」「それは大変だったね」と相手の感情を言葉にして伝えると、相手は「自分の話をちゃんと聞いてくれているな」と感じます。
「自分が相手の立場だったら?」を考える
「もし自分が同じ状況なら、どんな気持ちになるか?」と想像することで、共感力が高まります。
映画や小説の登場人物の気持ちを考える
「このキャラクターはどうしてこういう行動をしたんだろう」と分析するクセをつけましょう。
⑤社会的スキルを鍛えるトレーニング
人とスムーズにコミュニケーションをとる力を鍛えましょう。
アサーティブコミュニケーションを意識する
アサーティブコミュニケーションとは、自分の意見を伝えつつ、相手も尊重する会話のことです。
「Iメッセージ」を使う
「あなたが悪い」ではなく、「私はこう感じた」と伝えることで冷静にコミュニケーションを取ることができます。
例:「あなたの発言で傷ついた」でじゃなく、「私はその意見を聞いて悲しかった」
相手の話を要約して話す
相手が話したことに対して「つまり、〇〇ってことだよね?」と確認すると、誤解が減ります。
相手の名前を意識的に使う
「〇〇さん、ありがとう!」と名前を呼ぶだけで、親しみが増します。
相手の長所を見つける習慣をつける
「この人の良いところはどこ?」と意識すると、自然と人間関係が良くなります。
EQが高い人が避けている行動7選
①カッとなったらすぐ反応する(感情をコントロールできない)
- SNSやLINEで怒りのままに返信してしまう
- ちょっとしたことでイライラし、周りにあたる
- 失敗するとすぐ落ち込み、なかなか立ち直れない
②相手の気持ちを考えずに発言する
- 「そんなの大したことないよ」「考えすぎじゃない?」と相手の気持ちを軽く扱う
- 自分が思ったことをそのまま言ってしまい、相手を傷つける
- 「どうしてわかってくれないの?」と相手に察してもらおうとする
③自分の感情に振り回される
- 「なんか気分が悪い」と思うだけで、理由を考えない
- イライラしたら周りに八つ当たりする
- すぐに「もう無理」「やる気がでない」と言って投げ出す
④ネガティブな言葉ばかり使う
- 「どうせ駄目だろうな」「やっぱり無理」と最初からあきらめる
- 「〇〇のせいでうまくいかない」と他人や環境のせいにする
- 「もう疲れた」「めんどくさい」とネガティブな口癖が多い
⑤すぐに対立し、言い争いになる
- 自分の意見を押し通そうとして、相手を論破しようとする
- 「何でわかってくれないの?」と感情的になりやすい
- 話し合うのではなく、相手を責めるような言い方をする
⑥人の話を最後まで聞かず、すぐに口をはさむ
- 相手が話してる途中で、「いや、それは違う」と遮る
- 「つまりこういうことでしょ?」と決めつけてしまう
- 話をちゃんと聞かずに、自分の意見ばかり話す
⑦失敗を認めず、他人のせいにする
- 「あの人が悪い」「環境がわるい」と責任を他に押し付ける
- 批判されると、「そんなつもりじゃなかった!」とすぐに防御的になる
- 反省するよりも、言い訳ばかりする
まとめ
EQ(心の知能指数)は感情を理解しコントロールすることで人間関係をスムーズにし、ストレスを減らす重要なスキルです。今日からできる小さな習慣を積み重ね、EQをたかめてより良いコミュニケーションを目指しましょう!

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今回も人と関わっていくうえで避けることはできない人間関係の悩みを減らすための手助けになる情報をまとめました。他の記事もありますので、あなたが今よりより生きやすくなる手助けになれば嬉しいです!X(Twitter)でお悩みの募集もしています。