付き合っていると一緒にいる時間が多いため、些細なことで喧嘩してしまうこともありますよね。本当は仲良くしたいのに喧嘩が続いてしまうと、お互いにストレスが溜まってしまいます。今回は喧嘩をしてしまったときに仲直りするための方法と、喧嘩を減らして仲良く過ごしていくためのコツやポイントをまとめました。
職場や学校、友達同士など、この社会の中で生きている限り、人との関わりは必要不可欠ですよね。それゆえにどんな人でも、大なり小なり人間関係の悩みを抱えているのではないでしょうか。国内の発行部数が300万部を超える「嫌われる勇気」でも「すべての悩みは対人関係の悩みである」というアドラーの教えが出てきます。ということは、人間関係に悩むことが少なくなれば、今より気楽に明るく生きていけるのではないでしょうか。ここではそんな人と関わっていくうえで避けることはできない人間関係の悩みの解決策を具体的に考え、より生きやすくなる手助けができれば嬉しいです!
カップルが些細なことで喧嘩しやすいのはなんで?
友達や家族と喧嘩することはほとんどないのに、付き合っている相手とはよく喧嘩してしまう…という人も多いのではないでしょうか。お互いのことが大切なはずなのに喧嘩をしてしまうのは何故なのでしょうか?
1,期待とのギャップ
付き合っている彼氏・彼女のことが好きだからこそ、「いつも優しくしてほしい」「○○なら気持ちを理解してくれるはず」など、無意識のうちに相手に期待してしまいます。この気持ち自体は、愛情や信頼が込められたものなので悪いことではないかもしれません。しかし、相手に期待しすぎるとそれ通りに動いてくれなかった時に裏切られたと感じてしまうようになります。
人はひとりひとり、育ってきた環境や培ってきた経験が違います。そのため、性格や価値観、物事の考えかたが全く同じということはありえません。相手か考えていることすべてが分かるわけではありません。相手を信頼しているなら、自分の期待した通りではなくても相手の行動を理解しようとすることが大切です。どうしても相手にこうしてほしいと思うことがある場合は、しっかり言葉にして自分の考えを伝えましょう。
2,コミュニケーションの頻度が多い
付き合っているとほかの人に比べて、日常的に多くのコミュニケーションをとります。その回数が多い分、楽しいたわいもない会話もありますが、その反面意見の不一致や誤解が生じてしまうことも。そこから喧嘩に発展してしまうことが多くあります。
3,感情を共有している
一緒にいると楽しさが倍増する!と感じることがありますよね。恋人同士のように距離が近いと、感情を分かち合うことができるので相手が嬉しそうにしていると自分も同じ気持ちになります。しかし、それがネガティブな感情だとどうでしょう。相手がストレスが溜まっている状態で不満を漏らしていると、こちらまで悲しくなってしまうということもあるのではないでしょうか。その状態が長引くとお互いにストレスや不満をぶつけやすい状況ができ、喧嘩に発展してしまうことも。しかし信頼関係があるからこそ、ストレスや落ち込んだ気持ちを聞いてもらえると気持ちが楽になることもあります。そんな時は話し終わった後に一緒に散歩をしてみたりお出掛けしてみるなど、ネガティブな気持ちを引きずらずにメリハリをつけることも大切です。
喧嘩をしてしまったときにうまく仲直りするには
冷静になる時間をつくる
喧嘩をしたばかりの時は、どうしてもイライラした怒りの気持ちで頭がいっぱいになってしまいます。この様な状態では、お互いに視野が狭くなり解決することが困難です。そのため、喧嘩した後はお互いにクールダウンの時間をおくことが大切。どうしても相手に言いたいことがある場合はすぐぶつけるのではなく、1度メモにまとめるのもおすすめです。お互いに落ち着きを取り戻してから「○○といわれてこんな風に感じて悲しかった」といつ何に対してどう思ったのかを具体的に話すよう心がけましょう。1度メモに書いて自分で読み返すことで客観的に自分の意見を見ることができるうえ、具体的で簡潔にまとめることで相手にも伝わりやすくなります。
1,メモにまとめる
①今の感情をあげていく(イライラ・悲しい・戸惑い・孤独感など)
②ひとつずつ、そのように感じた原因を考える(相手の言葉・行動など)
③原因となった言葉・言動をされるとなぜ①で書いた感情になるのか整理する
2,「②されると③と感じてしまうから①になる」というようにメモで整理した情報をもとに相手に伝える。
例:(あなたが友達と飲みに行ってばかり)だと(私のことはどうでもいいのかな)と感じてしまうから(さみしく)なる
3,相手の考えも聞き、具体的にお互いが許せる妥協点を探す
例:友達付き合いも大切だけどもっと2人に時間も作るために、飲みに行くのは月に○回までにしよう
このようすると、相手もなぜあなたがそんな気持ちになったのかを理解しやすくなります。お互いに気持ちを理解したうえで、相手の意見を尊重しながら折り合いをつけていきましょう。
喧嘩になりそうなときこそ、相手にふれる
喧嘩している時に近くにいるともっと悪化しそうと感じる人もいるかもしれません。実は、喧嘩している時に相手にふれるメリットはたくさんあります。
- 肌が触れ合うことで「オキシトシン」という愛情ホルモンの分泌を促し、ストレスを軽減する効果がある
- 非言語的コミュニケーションで相手に信頼感や冷静さ、理解を示すことが出来る
- お互いに心が落ち着き、対話がスムーズになる
- 相手にふれるという行動をすることで、喧嘩で頭がいっぱいになっている状態より冷静になれる
このように肌に触れることで仲直りしやすい環境を作ることができます。手をつないだりハグをしたりするのが難しければ、ソファやベッドなど二人で並んで座ることのできる場所に移動してから話し合うのもおすすめです。
仲直りするときに心掛けると良いことをまとめました。これを参考に、「喧嘩してしまったときはこれをしよう」というように2人のルールを決めておくと良いかもしれません
喧嘩を減らすコツは?
どちらかが正しくて、どちらかが間違っているというわけではない
喧嘩をしている時はどうしても、自分の言っていることをが合っている。自分の意見を分かってもらいたい。という気持ちから相手を責めてしまいがち。しかしほとんど場合、これが正しいという絶対的な正解はありません。
例えば、「一緒に住んでいるのに私ばかり家事をしている」と感じたことが原因で喧嘩をしたとしましょう。もちろん、あなたがそう感じていることは間違いのない事実なので相手にしっかりと伝えるべきです。しかし、相手にも「仕事が忙しい」「体調が悪い」などなにか理由があったのかもしれません。そんな時に「あなたはもっと家事をするべきだ」と言われると責められているように感じ、喧嘩に発展してしまう可能性があります。そんな時は「もう少し家事を分担したいんだ、これはあなたにやってほしいと思うんだけどどう?」というように、相手の意見を聞くことを心掛けましょう。どちらの意見が正しいかよりも、お互いの意見を尊重し、自分たちなりのお互いが納得できるラインを見つけることが大切です。
喧嘩をしたら繰り返さないように対策を考える
喧嘩をするのは負担が大きいですが、悪いことばかりではありません。「喧嘩するほど仲がいい」というように喧嘩を乗り越えることでさらに強い絆が築かれて、関係を深めていくことが出来ます。ここで注意が必要なのは同じ内容の喧嘩を何度もしても、関係を深めることにはならないということ。何度も同じことで喧嘩をしているとストレスが増えたり、お互いの信頼感が薄れてしまうことも。喧嘩をした後はその原因やお互いの気持ちをしっかりと分析し、解決策を見つけましょう。こうして二人だけのルールを作っていくことが、強い絆を築くことに繋がります。
定期的な話し合いの時間を設ける
喧嘩にはならなくても、一緒に過ごしていたら気になってしまうところも出てくるはず。それを言わずに我慢しているとストレスや不満がたまり、些細なきっかけで喧嘩に発展してしまうことも。そんなことにならないように、定期的にお互いの感情や意見を話し合う時間を設け、不満や問題を早めに解決しておくことも大切です。
相手に直してほしいところや不満を話すのが苦手…という人はこちらの動画を参考にしてみてください!
まとめ
今回はカップル間での喧嘩の原因・仲直りの方法・喧嘩を減らすコツをまとめました。お互いのことを大切に思っているはずなのに喧嘩ばかりしてしまうのはとてもつらいですよね。
- 喧嘩をしたときはまず、冷静になるよう心掛ける
- 喧嘩の原因、お互いの意見をしっかり理解できるよう話し合う
- 同じ喧嘩を繰り返さないよう、お互いに納得できるルール作りをする
以上のことを意識していけば上手に仲直りをして喧嘩を減らすことができますよ!
今回も人と関わっていくうえで避けることはできない人間関係の悩みの解決策を具体的に考えていきました。他の記事もありますので、あなたが今よりより生きやすくなる手助けになれば嬉しいです!