自分は空気を読めていないのではないか、場の雰囲気を壊してないか、うまくこの場所に馴染めているかなど、周りの目を気にしてしまって不安になってしまう…と感じることはありませんか?空気を読もうとするあまり、その場を楽しむことができなかったり、自分の意見を言えなくなったりすると、人と話すたびにストレスを感じてしまい、ますます会話をすることが苦手になってしまうことも。「空気を読む」とはどのようなことなのかを理解し、なぜ周りの目を気にしてしまうのか、気にしすぎずに生きるにはどうしたらよいのかを考えていきましょう。
職場や学校、友達同士など、この社会の中で生きている限り、人との関わりは必要不可欠ですよね。それゆえにどんな人でも、大なり小なり人間関係の悩みを抱えているのではないでしょうか。国内の発行部数が300万部を超える「嫌われる勇気」でも「すべての悩みは対人関係の悩みである」というアドラーの教えが出てきます。ということは、人間関係に悩むことが少なくなれば、今より気楽に明るく生きていけるのではないでしょうか。ここではそんな人と関わっていくうえで避けることはできない人間関係の悩みの解決策を具体的に考え、より生きやすくなる手助けができれば嬉しいです!
「空気が読めない」とはどういうこと?
「空気が読めない」とは他人の気持ちや周りの状況を理解し、それに合わせた行動をとることが出来ない様子を意味します。例えば、誰かが悲しい出来事で落ち込んでいてみんなでなぐさめている時に自分の楽しい出来事の話をしたり、みんなで楽しんでいる話題や雰囲気を無視して、全く関係のない話題を持ち出したりすることです。
この様に度を超えて空気を読めない人は、周りの人々の感情や状況を考慮せず、自分の行動ややりたいことを優先してしまい、他人とのコミュニケーションがうまく取れなかったり、場の雰囲気を悪くしてしまったりします。
空気を読むことと自分らしくいることは違う
あまりに空気を読もうとしすぎると、かえって場の雰囲気が分からなくなってしまうことも。周りの人に「空気が読めていないな」と思われずに、自然と楽に自分らしく行動するためのコツを紹介します。
まずは自分の考えを尊重しよう
空気を読もうとするあまり自分の意見は特に持たず、周りに合わせて意見をしてしまうということはありませんか?そんな時はまず、「自分が今どんなことを感じているか」を理解し受け入れるように心がけましょう。もしその場の雰囲気にそぐわない意見だった場合は無理に強く主張せず、相手の意見を聞いてみましょう。自分の意見が分からないまま話を進めてしまうと、自分の中に不安が溜まることで緊張してしまい、全体の雰囲気を感じる余裕がなくなってしまうおそれもあります。
周りの様子を観察してみる
自分の考えを自分で認識することができたら、次にどのような話題で盛り上がっているのかや周りの話すトーン、会話の流れを観察してみましょう。例えば、旅行の話でも、行った場所について話しているのと、誰と行ったのかを話しているのでは違います。恋人と旅行に行った話で盛り上がっている時に、その場所は○○が有名だよね!行ったことある!という反応は少しずれて感じる場合も。相手が話したい内容を理解するためにも、まずは焦らず観察してみるとよいでしょう。
※最重要※まわりの「感情」を尊重すれば「空気が読めない」とは思われない!
自分の考えを認識して、周りの意見を聞いけど、どうやって発言していいのかわからない。そんな時は相手がどのような感情で話しているかを意識してみましょう。例えば、「最近猫の動画にとても癒されていて、自分でも飼ってみたいんだよね」というように、新しくペットを飼いたいとはなしている人がいたとしましょう。そんな時に「でも猫を飼うのは大変だし、亡くなってしまったときにすごく悲しくなるよ」と言った場合、相手はどう感じるでしょう?多くの場合は、楽しい話をしていたのにネガティブなことばかり言わないでほしい…と感じますよね。このときの相手はポジティブなわくわくした感情で話しています。そんな時はまずは相手のポジティブは感情に合わせてから、自分の意見を話してみましょう。反対に相手が最近落ち込んでしまったことなど、ネガティブな話をしている時にその感情を尊重せずにポジティブな話をするのもあまりよくありません。相手のことを元気づけたいときはまず相手が気持ちを尊重してからポジティブな意見を話してみましょう。
この様にまずは相手の感情や気持ちを尊重することを意識すれば、会話の流れや話題からずれてしまうこともなくなります。その後に自分の意見や考えを発言しても「空気が読めない」とは思われません。
いい関係を築きたいなら、100%相手に合わせる必要はない!
人と話しているとき、あなたは何を重視していますか?考えてみると、相手が空気を読めているかどうかを1番重要視しているという人はいないと思います。相手がすこし期待していたのと違った受け答えをしたからといってそれ一つで相手のことが嫌いになるなんてことはありません。会話をする中で1番大切なのはお互いを理解したり、コミュニケーションをとることで相手と親密になることではないでしょうか?空気を読もうとする気持ちさえあれば、相手を大切に思っていることも伝わります。
また、自分の意見を尊重して相手に話すことで、相手もあなたのことを理解しやすくなります。そのうえ自分の気持ちや意見を伝える「自己開示」をすることで、相手も「この人とは無理なく楽しく話せるな」と感じ、よりよい関係を築くことができます。無理に空気を読まない方が自分の気持ちや考えが伝わり、相手と仲良くなりやすい!と気楽に考えることも大切です。
まとめ
今回は「空気が読めない」とはどういうことか、空気を読むにはどのようにすればよいかを具体的にまとめました。
- 空気を読むにはまず、自分の考えや意見を理解することが大切
- 相手の感情や気持ちを尊重すれば、空気が読めないとは思われない
- 空気を読むことよりも、自分の考えや意見を伝えることを意識した方が何でも話せるようなより深い関係を築きやすい
以上のことを参考にしていただければと思います。「空気を読もう」という気持ちを持っている時点で、あなたは相手の気持ちを理解して尊重しようとしています。そんなあなたは無理に「空気を読まなくちゃ」と考えなくて大丈夫!自分の考えや気持ちをしっかりと相手伝えることを意識して、相手との仲をもっと深めていきましょう♪
今回も人と関わっていくうえで避けることはできない人間関係の悩みの解決策を具体的に考えていきました。他の記事もありますので、あなたが今よりより生きやすくなる手助けになれば嬉しいです!