相手に話を頻繁に遮られたり、割り込まれたりして思うように話せない、話をしっかりと聞いてもらえていない気がする…ということはありませんか?なんでちゃんと聞いてくれないのと思ったときは少し工夫をすることで、相手の関心を引きつけ、より円滑な会話ができるようになるかもしれません。今回は相手が自分の話をしっかりと聞いてくれないと思ったときに考えられる原因と対処法を具体的にまとめました。

miho

職場や学校、友達同士など、この社会の中で生きている限り、人との関わりは必要不可欠ですよね。それゆえにどんな人でも、大なり小なり人間関係の悩みを抱えているのではないでしょうか。国内の発行部数が300万部を超える「嫌われる勇気」でも「すべての悩みは対人関係の悩みである」というアドラーの教えが出てきます。ここではそんな人間関係の悩みについて具体的に考え、より生きやすくなる手助けができれば嬉しいです!

こんな話し方をしてない?ポイントを意識してみよう

相手が話を遮ったり、しっかりと聞いてもらえないと感じた時、どのような工夫をすれば相手が聞きやすい話し方ができるのでしょうか。まずは考えられる原因と意識してほしいポイントをまとめました。

要点があいまいで話が長くなってしまう

話が長い上に要点が伝わらないと、相手の集中力が続かず、途中で興味を失ってしまいます。特に結論がはっきりしないと、「どこまで続くのだろう…」と感じさせてしまうことも。

対処法

話の「結論 具体例 補足」の順番で要点を整理して話すと効果的。具体的には、「今日はこんなことがあってね…」など最初に結論を示します。次にその根拠や具体例を説明します。最後に追加で話したいことを話しましょう。また、話が長くなる時は「続けても大丈夫?」と確認すると、相手を置き去りにすることがなくなり、集中がきれにくくなります。話がひと段落したら、「質問があれば聞いてね」のように相手の反応も引き出すようにするとさらに良いでしょう。

相手の関心や興味を考えていない

人は「自分に関係のない話」と感じると話をきくモチベーションが下がってしまいます。特に専門的だったり、知らない場面での話をされると関心を引きにくくなってしまいます。

対処法

話す内容が相手の関心がある内容かを意識しましょう。「〇〇についてどう思う?」と最初に相手の意見を確認するのもおすすめ。さらに、相手の生活や趣味に関連付けて話を広げると興味を持ちやすくなります。例えば、「最近旅行でこんなことがあったんだけどあなたならどう感じる?」と問いかけることで自然に関心を引き出せます。

こちらでは誰でも関心・興味を持ちやすく話が盛り上がる話題をまとめてガチャガチャにしています。この様な話題を話し合うことで、相手の関心・興味や大切にしているものが分かる効果もあるのでおすすめです。

単調で感情が伝わりにくい話し方

感情や抑揚がないと、相手は話に没頭しづらく、内容が退屈に感じてしまうことも。単調だと、話の重要度が伝わらない原因にもなります。

対処法

伝えたいポイントで声のトーンを変えたり、表情に変化をつけて、感情が分かるようにしましょう。例えば、驚きを伝えたいときには「それでね、信じられないことがあって…」というように一呼吸置いてから話すと、利き手が話に引き込まれやすくなります。視線を相手に向けたり、手のジェスチャーを取り入れると簡単に相手の興味を引くことができます。

自分ばかり話してしまっている

相手の話に耳を傾けず、一方的に話していると、相手は「ただ聞かされている」と感じ、会話への参加意欲が薄れます。コミュニケーションはお互いに話さなければ成り立ちません。そのため、相手が発言できない状況では意欲が薄れてしまうのです。

対処法

自分が話している中でも「これについてどう思う?」と途中で質問を投げかけ、相手が話す機会を意識的に作りましょう。さらに相手の反応にはそうだよねと共感を示すことが大切です。また、相手が話や好きようにリードを少し譲ると、相手も話に関与しやすく、参加意欲が沸きます。

ネガティブな話題や愚痴が多い

ネガティブな話や愚痴は聞いていてあまり気持ちの良いものではありません。この様な話が続くと相手は話を聞くこと自体にストレスを感じてしまうことも。否定的な話は相手の気分も沈みやすいものです。

対処法

ネガティブな話をする場合は、解決策や前向きな視点を意識して加えましょう。「こんなことあったけど、次はどうしたらいいかな?」と話題を変え、前向きにする工夫をすると相手も共感しやすくなります。また、話の後に「話を聞いてくれてありがとう」と感謝を示すと、相手も聞いてよかったと感じます。

相手の意見や反応を軽視している

自分の話に夢中になると、相手の意見を無視したり、反応を否定してしまっていることがあります。そうすると、「どうせ理解されない」いう気持ちになり、興味が薄れてしまいます。

対処法

相手と違う意見を持っていたとしてもまずは「なるほど、そういう考え方もあるね」と相手の意見を尊重してから自分の意見を話すようにしましょう。また、相手の意見や反応に「ありがとう」「助かるよ」と感謝を示すと、相手はより安心して話を続けられるようになります。相手の意見をしっかり受け止めることで、関係性が深まり、話を聞く意欲も増します。

話し方に自信がなく、ためらいがち

自信がない話し方は、相手に「この話は重要ではない」と感じさせてしまい、話を軽視されてしまうことがあります。ためらいがちな口調は、相手にとって不安を感じさせてしまいます。

対処法

「えっと…」「多分…」といったあいまいな言葉を出来るだけ控えましょう。そして相手としっかり目を合わせて話す姿勢を持ちましょう。自信をもって話すことで、相手も安心して聞けるようになります。自信のある姿勢は相手を引きつけることができるのです。

利き手側が原因だった場合はどうする?

自分はしっかりとポイントを意識して話せているつもりでも、話を遮られたりしてしっかりと聞いてもらえない場合は腹が立ってしまうこともありますよね。そんな時はどのような対応をすればよいのでしょうか。

あなたが話すことに強い興味や関心がある場合は、相手の意見を先に聞き出す

話している内容に強い関心があると、自分が話したい事、伝えたい情報がありすぎて、無意識に割り込んでしまっていることも。そんなときは最初に「あなたの考えを聞かせて」などと話題を振り、先に話を聞くのが効果的です。相手が満足してから話をすると、こちらの話をしっかりと聞いてもらいやすくなります。

性格やコミュニケーションの癖で割り込んでしまう人には、意図や結論を最初に伝える

元々話を聞くよりも自分の話を優先したがる性格、コミュニケーションの癖を持っている人もいます。そんな人と話すときは、結論や要点を先に話すことで内容を伝えやすくなります。また、「最初に結論を言うね」や「今から大切な話をするから聞いてほしい」と前置きをすると、相手も途中で割り込みにくくなります。

意見や考え方の違いの反論で話を遮られる場合は、一度受け入れる

話している最中に反論があるとまだ話の途中なのに…と感じてこちらもすぐに反論してしまいがち。そんな時は一度反論を聞き入れて「わかるよ。でも…」といった形で受け入れてから自分の話を再開しましょう。そうすることで相手も落ち着きを持つことができ、双方の意見がうまく行き交いやすくなります。

相手の会話のマナーやスキルに関する知識不足の場合は、ストレートに伝えてみる

このような場合は自分が話を遮っていて、話を聞く姿勢を取れていないことに気が付いていない場合があります。友達、家族、付き合っている相手がこのような原因で話を遮ったり、しっかりと話を聞いてきれないと、良い関係が築けなくなることも。そんな時はストレートに「最後まで聞いてくれると嬉しい」「話を最後まで聞いてほしい」と伝えることも大切です。

相手の直してほしい・改善してほしいところを伝えるのは勇気がいりますよね。そんな時にうまく相手に伝える方法をまとめた記事があります。長く良い関係を築いていくためにも、参考にしてみてください。

まとめ

今回はしっかりと話を聞いてもらえない気がする…というときの考えられる原因と対処法をまとめました。今回紹介した解決案が、お互い気持ちの良いコミュニケーションをとる手助けになれば嬉しいです。

miho

今回も人と関わっていくうえで避けることはできない人間関係の悩みを減らすための手助けになる情報をまとめました。他の記事もありますので、あなたが今よりより生きやすくなる手助けになれば嬉しいです!X(Twitter)でお悩みの募集もしています。

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