昔から周りのノリや遊びについていけなかったり、深い人間関係を築くのが苦手と感じている人は多いと思います。無理をして周りと合わせる必要もないですが、学校や職場でいい関係を築いていきたいという人は真面目さと堅苦しさの違いを意識してみるといいかもしれません。自分らしさを持ったまま人といい関係を築いていくには「堅苦しい人」ではなく「真面目な人」という印象を持ってもらえるように意識してみましょう!
miho
職場や学校、友達同士など、この社会の中で生きている限り、人との関わりは必要不可欠ですよね。それゆえにどんな人でも、大なり小なり人間関係の悩みを抱えているのではないでしょうか。国内の発行部数が300万部を超える「嫌われる勇気」でも「すべての悩みは対人関係の悩みである」というアドラーの教えが出てきます。ここではそんな人間関係の悩みについて具体的に考え、より生きやすくなる手助けができれば嬉しいです!
「真面目な人」と「堅苦しい人」の違いは?
柔軟性
堅苦しい人
決められたルールとか形式はなにがあっても絶対に守らなくてはいけません。ルールを守ると周りの人が困ってしまう場面でも、融通は利かせません。ルールを一番に大切にします。
真面目な人
物事に誠実に向き合うし、何事にも責任感を持って取り組みます。でも、状況によって柔軟に対応することも大切だから、周りの人の意見を尊重して、協調性を持って動きます。
真面目な人は、誠実さと責任感を持って物事に取り組みますが、必ずしも堅いわけではありません。状況に合わせて柔軟に対応することもでき、他者の意見を尊重し、協調性を持っています。比べて堅苦しい人は、ルールや形式に厳格すぎて、他者に融通の利かない印象を与えることがあります。細かいことにこだわりすぎて相手にプレッシャーをかけたり、リラックスできない雰囲気を作りがちです。
コミュニケーションのスタイル
堅苦しい人
日常会話の中でも、形式やマナーが一番大切です。自然な会話よりも、礼儀作法やマナーを守れているか、言葉遣いや文法を正しく使えているかを意識して話します。
真面目な人
誠実さと相手の話をよく聞くことが大切です。相手の話し方や内容から気持ちを考慮して話します。
真面目な人は、誠実さと共感力を持って話をし、相手の話をよく聞きます。相手の気持ちを考慮しながらコミュニケーションを取るため、周囲との信頼関係が築きやすくなります。比べて堅苦しい人は、形式やマナーに重きを置くことが多く、話が一方的になったり、会話が固くなりがちです。これにより相手がリラックスできず、自然なコミュニケーションが難しい場合があります。
リラックス度
堅苦しい人
プライベートでも、細かくタスクを決めてそれ通りに行動します。組んだスケジュールが崩れることが嫌なので常に緊張感をもって規則正しく生活しています。
真面目な人
規則正しい生活をすることも大切ですが、時にはペースを緩めて羽を伸ばすことも必要です。プライベートではユーモアを持って、予想外の出来事も楽しみます。
真面目な人は、時にはリラックスして過ごすことができ、場面に応じて自分のペースを緩めることが出来ます。人間的な柔らかさや、ユーモアを持ち合わせています。比べて堅苦しい人は、リラックスすることが苦手で、常に緊張感を持ち続けていることが多いです。そのため、他者もその人と一緒にいるときにリラックスがしにくく、距離を感じることも。
柔軟な発想
堅苦しい人
ルールや良いとされていることを必ず守ります。予想外の出来事が起きた時に自分の中のルールが適用できないと、どうしていいか分からなくなることがあります。
真面目な人
予想外の出来事が起きたら、柔軟に考えて行動できるようにしています。周りの人の状況や感情を考えて、なるべくみんなにとって良い結果になるように対応します。
真面目な人は、問題解決に対して柔軟なアプローチを取り、相手の状況や感情を考えながら対応することが出来ます。そのため、共感や協力を得やすいです。比べて堅苦しい人は、固定概念やルールに囚われやすく、変化に対して抵抗を感じがちです。そのため、物事がスムーズに進まないことも。
他者から見た時の印象
堅苦しい人に
対して
一緒にいるとなんだかプレッシャーを感じる…厳格な感じだから気軽に話しかけたら迷惑かな?
真面目な人に
対して
悩みを相談したら真剣に話を聞いてくれて嬉しかった。頼りがいがあるし、なんてことのない話も楽しんでくれるから一緒にいるとなんだか安心する!
真面目な人は、周りから信頼されることが多く、誠実で頼りがいがあると思われることも多いです。他者に安心感を与えることができます。比べて堅苦しい人は、あいてにプレッシャーを与えたり、厳格すぎる印象を持たれることが多いです。これにより、周囲の人が気を使いすぎたり、距離を置かれてしまうことも。
リラックスが大切!堅苦しい印象をなくすには
堅苦しい人は規則や形式にこだわりすぎてしまいます。もちろんルールを守ることは大切です。しかし、生きていくうえですべて決められたルール通りに行うことは不可能に近いでしょう。堅苦しさを軽減するためには、柔軟さや共感力を高めていくことが大切です。
1,柔軟性を持つ
完璧主義を緩める
堅苦しい印象は完璧主義な考え方が影響していることが多いです。物事には柔軟性も大切です。100%を求めるのではなく、80%、70%でも十分な場面があると認識しましょう。完璧でなくてもいいと自分に許可を与えることで、心の余裕が生まれます。
他者の意見を尊重する
規則やルール、自分のやり方や考え方の固定概念にこだわりすぎず、他者の視点や意見を取り入れる練習をしましょう。他者が違うアプローチを取っても、必ずしも間違いではないことを理解することが大切です。
練習方法に関してはこの記事に詳しく書いています
2,リラックスする時間を設ける
オンとオフの切り替えを意識する
堅苦しい人は常に緊張感を持ってしまうことが多いです。そのため、意識的にリラックスする時間を作ることが重要です。趣味や運動、瞑想など、自分をリフレッシュさせる活動を日常に取り入れてみましょう。そうすることで、心身の緊張をほぐすことができます。
ユーモアを取り入れる
いきなりユーモアを駆使するのは難しいかもしれませんが、少しの冗談や軽い笑いは堅い雰囲気を和らげます。リラックスした場面で軽い会話を楽しむことを意識してみましょう。
3,共感力を高める
相手の感情を理解する
他者の立場になって、相手が何を感じ、何を望んでいるのかを考える習慣をつけてみましょう。堅苦しい人は形式や規則に囚われやすいため、感情面への理解が欠けがちです。人と話すときは相手がどう感じているかに意識を向けましょう
聞き上手になる
他者の話をよく聞くことは共感の第一歩です。自分の意見を主張する前に、まずは相手の言葉に耳を傾けて、理解しようとする姿勢が、柔らかい印象を与えることに繫がります。
4,形式や規則に固執しすぎない
状況に応じた対応を心掛ける
ルールや形式は大切ですが、時にはそれらを緩めることも必要。例えば日常会話の際にはフォーマルさを抑えて柔軟に対応することで、周囲もリラックスできる環境を作り出すことができます。
適切さを意識する
すべてのことを厳格に行うのではなく、「適切な厳しさ」と「適切な柔軟さ」のバランスを取ることが大切です。そうすることで、物事に対する過剰なこだわりを減らすことができます。
※重要 5,自己開示を増やす
自分の弱さや感情を見せる
堅苦しい人は他者に対して自分を完璧に見せようとしがち。しかし、時には自分の弱さや感情を正直に表現することが大切です。「完璧な人」よりも「人間らしい人」のほうが、親しみやすさを感じ、相手もリラックスできます。
個人的な話を共有する
仕事や責任に対して真面目であっても、時にはプライベートな話題や日常的なことを共有することが大切。そうすることで、他者との距離を縮めることができます。
6,反省より改善を重視する
自分を責めすぎない
堅苦しい人は失敗やミスに対して過度に反省しがちです。反省することは大切ですが、それにとらわれすぎず、「どうすれば次回改善できるか」に焦点を当てることで、前向きな姿勢を持ち続けましょう。
ポジティブな面に目を向ける
自分や他者に厳しい視点を持つよりも、成功したことや良い点に目を向けることで、関係性がより穏やかになり、周囲からも信頼されやすくなります。
まとめ
今回は堅苦しい人と真面目な人の違いと、より人間関係の築きやすい真面目な人になるにはどのようにすればよいかをまとめました。
- 完璧主義をやめ、柔軟性を身につける
- 相手の話をよく聞き、相手の感情を理解しようとする共感力を養う
- 自分の感情や弱さを正直に話すようにする
この三点を意識するだけでも、親しみやすい印象に近づくことが出来ますよ!
miho
今回も人と関わっていくうえで避けることはできない人間関係の悩みを減らすための手助けになる情報をまとめました。他の記事もありますので、あなたが今よりより生きやすくなる手助けになれば嬉しいです!X(Twitter)でお悩みの募集もしています。