HSPとは生まれつき感受性の高い気質を持つ人のことを指します。HSPの人は「繊細さん」と呼ばれ全人口の約15~20%いると言われています。人間関係で共感しすぎ・断れない・気にしすぎで疲れやすいという特徴があるHSP。自分を大切にしながら、人と付き合うためのコツを詳しくまとめました！
miho
この記事は次のような人におすすめです！
- 他人の機嫌や言葉に、すぐ疲れてしまう
- 人と会うとどっと疲れるのに、断るのも苦手
- 「気にしすぎ」といわれてもやっぱり気になる
- 自分を責めがちで、ストレスを溜め込んでしまう
職場や学校、友達関係など、社会の中で生きている限り、人との関わりは避けられません。だからこそ、多くの人が、大なり小なり人間関係の悩みを抱えているのではないでしょうか。
国内で300万部を超えるベストセラー『嫌われる勇気』では、アドラー心理学の考え方として「すべての悩みは対人関係の悩みである」という主張が紹介されています。
このサイトでは、そんな人間関係の悩みを解決するためのヒントをまとめています。
この情報が、あなたの人生を少しでも生きやすくする手助けになれば嬉しいです！
HSPとは？
HSPはHighly Sensitive Person(とても敏感な人)の略です。
生まれつき「感受性の強い気質」を持つ人のことで、病気や性格ではありません。心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した概念で、全人口の約15~20%に見られるといわれています。
ＨＳＰさんの特徴
- 音・光・においなど、五感が敏感
- 人の言葉や橋上に過剰に反応してしまう
- 人混みや会話にすぐ疲れる
- 小さなことにも深く考え込む
- ひとりの時間がないと消耗する
- 映画や音楽ですぐ泣いてしまう
- だれかの怒りや悲しみを、まるで自分のことのように感じる
ＨＳＰは病名ではありません。治すものでも治るものでもないんです。だけど、対処法を知れば生きやすくなります。
HSP(繊細さん)傾向診断
ここで紹介するのは、HSPの傾向に「当てはまりやすい特徴」です。医学的な診断ではありませんが、自分を理解するヒントになるかもしれません。
- 「はい」が15個以上
かなりHSPの傾向が強いかも。自分のペースを大切にしましょう◎ - 「はい」が10~14個
HSPの傾向がありそう。環境や人付き合いの工夫で楽になるはずです。 - 「はい」が9個以下
HSPではないかもしれないけれど、敏感な場面は誰にでもあります。自分を知る参考にしてください！
繊細さんが感じやすい人間関係ストレス
HSPの人にとって、人と関わることは刺激の連続です。
こんなときにしんどくなる
「あの一言、なんだったんだろう…？」
- 誰かの言葉が気になって頭から離れない
- 冗談や軽い一言でも深く受け止めてしまう
- 「嫌われた？」と勝手に反省モードに入ってしまう
ぱっくん
一晩中ぐるぐる考えちゃって、寝不足になることも…
「本当は断りたい。でも言えない…」
- 食事や集まりに誘われても、断るのが申し訳ない
- NOということで傷つけてしまうのではと不安になる
- 結果、自分をすり減らしてしまう
ぱっくん
なんであのとき、無理してOKしちゃったんだろう…
「相手の気持ちを読みすぎて、疲れる」
- 顔色や声のトーンを常にチェックしてしまう
- 「今の空気、ちょっと変かも？」と敏感に反応
- 常に地雷を踏まないように会話してしまう
ぱっくん
相手の感情が自分の感情みたいに伝染してしちゃう…
「表面的な関係に、なぜか消耗する」
- 大人数の雑談や愛想笑いがしんどい
- 本音を出せないまま、気を使い続けてしまう
- 自分が「いい人」を演じている気がして疲弊する
ぱっくん
いつも通りの自分ってどんなだっけ…
HSPさんの多くは、共感力が高くて優しい人です。でもその分、「自分のことより相手を優先してしまう」「気持ちを察して気疲れする」というストレスを抱えやすいのです。
しかし、その繊細さは弱点ではなく才能です。ただちょっと、刺激の量を調整してあげる必要があるだけです。
しんどさを減らす５つのコツ
人間関係でのしんどさは、「感じやすさ」が原因ではなく、「感じたものを抱え込みすぎること」が大きな原因だったりします。
５つのコツで心が楽になる！
コツ①：心の境界線を引く練習をしよう
HSPの人は、他人の気持ちをまるで自分のことのように感じてしまうことがあります。
- 友達が不機嫌→自分のせいかも？と責任を感じる
- 誰かが怒っている→自分まで動揺してしまう
でも、それは相手の問題であって自分が背負うべきものではないのです。
おすすめフレーズ
- 「これは私の問題じゃない」
- 「この感情はあの人のもの」
ぱっくん
ちゃんと境界線を引くことで、自分を守ることができるよ！
コツ②：予定にひとりの時間を入れる
HSPさんは、人と会うとエネルギーを大量消費します。楽しい時間のはずなのに、帰宅するとぐったりしてしまうことも。
- 人と会った後は、予定を詰めすぎず「回復時間」をとる
- 森や公園、静かなカフェなど「安心できる場所」を持っておく
おすすめの工夫
- カレンダーに「オフ日」を入れておく
- 会う予定は一日一組までにしてみる
ぱっくん
がんばった分、ちゃんと回復も必要だよ！
コツ③：相手の気持ちを読まない勇気を持つ
察しすぎることで、逆にストレスや誤解が生まれることも。
- 「多分こう思ってる」は、ただの想像かも
- 「嫌われたかも…」は、本当は何も気にされてないことも多い
おすすめ工夫
- 気になることは確認してみる
- 「わからないことは、わからなくていい」と考えてみる
ぱっくん
「考えすぎない」って、意外と大事なスキルだよ！
コツ④：感情を抱え込まず、外に出る習慣を
HSPさんは、感じたことを内側に溜め込みやすい傾向があります。でも、気持ちは出してこそ整います。
おすすめの方法
- 日記やモーニングノートを書く
- 信頼できる人にちょっと話してみる
- 「今日はつかれたな」だけでも言語化する
ぱっくん
書くだけでも、気持ちって整理されてくるんだよ！
コツ⑤：NOと言う＝悪いことじゃない
HSPさんは「いい人」でいたいからこそ、断るのが苦手。でも「断る＝悪」ではありません。それは自己防衛なんです。
優しい断りフレーズ集
- 「今回はちょっと都合がつかなくて…」
- 「今はちょっと余裕がなくて、ごめんね」
- 「また今度誘ってくれたらうれしい！」
ぱっくん
お互いに正直に断ることで、信頼感・安心感がある関係を築けるよ！
「気にしすぎ」な自分を責めないで
HSPさんにとって、いちばんしんどいのは、自分を責めるクセかもしれません。
- なんで私はこんなに気にしちゃうんだろう…
- もっとサラッと流せたら楽なのに
- 小さなことでくよくよする自分がイヤ
- 私ってめんどくさい人間かも…
しかし、それって本当に悪いことなのでしょうか？
「気にしすぎ」は感受性の証拠
「気にしすぎる」ということは、たくさん感じ取って、たくさん考えているということです。
- 相手の気持ちに気付ける
- 空気の微細な変化をキャッチできる
- 小さなことに感動できる
これって、思いやりや美意識の源泉だったりするのです。
ぱっくん
気にしすぎは心のアンテナが繊細な証。
他の人が見落とすようなことに、ちゃんと気付ける力だよ！
自分を否定しそうになった時のセルフトーク
- 「ああ、また気にしすぎてるな。私らしいな」
- 「それだけ丁寧に人と関わってるってことだよね」
- 「大丈夫、大丈夫。ちょっと休もう」
まとめ
人との距離に悩んでも、気を使いすぎても、それはあなたがやさしくてまっすぐな心の持ち主である証。この記事を読んで、そんな自分を愛おしいと思うことができるようになりますように。
miho
今回も人と関わっていくうえで避けることはできない人間関係の悩みを減らすための手助けになる情報をまとめました。他の記事もありますので、あなたが今よりより生きやすくなる手助けになれば嬉しいです！X(Twitter)でお悩みの募集もしています。
