「この言葉どういう意味だっけ?」「あの映画のタイトルなんだっけ?」そんなとき、すぐにスマホで検索してしまいませんか?気になったことをすぐに調べることができるのは、現代の大きな利点です。知識力や好奇心は人を成長させる大切な要素です。でも、もし「考える前に調べるのが当たり前」になっている場合、無意識のうちに、あなたの思考力が低下してしまう可能性があります。

miho
この記事は次のような人におすすめです!
- なんでもすぐにスマホで検索してしまう
- 最近、記憶力が下がった気がする
- 会議や議論で自分の意見を言えるようになりたい
- クリエイティブな発想力を鍛えたい
- 思考力・判断力を高めたい
職場や学校、友達同士など、この社会の中で生きている限り、人との関わりは必要不可欠ですよね。それゆえにどんな人でも、大なり小なり人間関係の悩みを抱えているのではないでしょうか。国内の発行部数が300万部を超える「嫌われる勇気」でも「すべての悩みは対人関係の悩みである」というアドラーの教えが出てきます。ここではそんな人間関係の悩みに関する情報をまとめています。より生きやすくなる手助けができれば嬉しいです!
すぐ調べるクセがもたらすデメリット4つ

1.考える前に答えが手に入るため、思考力が鍛えられない
「あの映画のタイトルなんだっけ?」「この単語の意味は何だっけ?」など、ちょっと考えれば思い出せそうなのに、すぐスマホを開いてしまうことはありませんか?
本来なら…
映画のタイトルを思い出すとき、「どんなシーンがあったかな?」「主演の俳優は誰かな?」と記憶をたどる時間があります。この過程で、脳が活性化して思考や記憶力が鍛えられます。
でも、すぐ調べると…
考えるプロセスを飛ばしてしまい、「答えを探す力」ばかりが鍛えられます。その結果、「考えなくても検索すればいいや」という思考回路ができてしまいます。
その結果、「考える時間」を削られるので、思考力が弱まっていってしまいます。
2.記憶が定着しにくい
「さっき調べたのにもう忘れた…」「何度も同じことを検索している気がする…」となりがち。
なぜ?
脳は「すぐ手に入る情報=覚えなくてもいい」と判断してしまいます。「また調べればいいや」と思うと、知識が定着しにくくなります。
少し考えてから、調べると…
「たしかこういう意味だった気がする」と予測してから調べると、脳が「この情報は重要かも」と認識するため、記憶に残りやすくなります。
その結果、検索の前に少し考えるだけで記憶力がUPします。
3.誤った情報を鵜呑みにしやすい
検索すると、最初に出てくる情報をそのまま信じがちになります。しかし、それが正しい情報とは限りません。
たとえば、
「〇〇は健康いいのか」を検索したとき、1ページ目の記事に「〇〇は健康にとてもいい!」と出てきた場合、その情報を信じてしまいます。
しかし、良く調べると、〇〇は摂りすぎると危険だったことが分かります。
このように、真逆の情報が出てくることもあります。
考える力があれば…
「本当にそうなの?」と疑って、複数の情報を比較することができます。
しかし、すぐ調べるクセがあると…
「検索結果の上の方=正しい」と思い込んでしまい、情報を鵜呑みにするクセがついてしまいます。
「検索する=正しい情報が手に入る」ではなく、「検索結果をどう判断するか」が大切です。
「知ること」と「考えること」が分離してしまう
本来、知識は「考えること」とセットです。しかし、すぐに調べるクセがついてしまうと、「知るだけ」で終わってしまいます。
たとえば、
「地球温暖化ってどうして起こるんだろう?」と思った時、以前なら「二酸化炭素の増加が関係している?」と考えながら学んでいました。
しかし今は、検索して「二酸化炭素が温室効果を強める」と答えが出るため、「へぇ、そうなんだ」で終わってしまいます。
その結果…
考える時間が減ることで、知識が表面的になり、応用力が落ちてしまいます。
「知る」だけでなく、「考える時間」も意識しないと、知識が活かせなくなってしまいます。
考えるクセの付け方
1.すぐ調べずに「自分の仮説」を立ててみる
何か疑問が浮かんだら、すぐに検索せずに「こういうことかな?」と考える時間を作りましょう。そうすることで、頭の中で推測してから答え合わせすることができ、記憶にも残りやすくなります。
例:「この言葉の意味はなんだっけ?」「たしかこういう感じだった気がする…」と予測してから検索すると、「当たってた!」or「違ってた!」という感覚が残るので、記憶に定着しやすい。
2.「調べたいことリスト」を作る
すぐ検索するのではなく、、「調べたいことをメモしておく」習慣をつけましょう。1日の終わりや週末に、まとめて調べるスタイルにすると、情報をじっくり深掘りするクセがつきます。
例:スマホのメモアプリや手帳に、気になったことを書いておく。
1日の終わりに、「今日気になったことリスト」をチェックして、じっくり調べる時間を確保する
こうすることで、
- すぐに調べるクセが減り、考える時間が増える
- 情報の「つまみ食い」ではなく、「じっくり調べる」習慣がつく
- 「何でこれが気になったんだろう?」と、自分の思考パターンにも気付ける
などのメリットがあります。
3.「検索断食」をしてみる
「1時間はスマホ検索禁止!」などのルールを作ってみましょう。その間に「どうしても調べたいこと」が出てきたら、紙にメモするだけでOKです。
例:「午前中は検索しない」「1日3回まで検索OK」などのルールを決める
検索せずに考えた結果を、後で検索して答え合わせしてみる
こうすることで、
- 自分の記憶や知識を振る活用する機会が増える
- 「本当に必要な情報」と「なんとなく調べた情報」の違いがわかる
- 調べすぎを防いで、思考を深める習慣がつく
などのメリットがあります。
4.「どうして?」「本当に?」と疑問を持つクセをつける
検索して答えを得たら、それをそのまま信じずに「どうして?」と考えるクセをつけましょう。ちょっとした疑問を持つだけで、思考が深まります。
例:「〇〇は健康にいいらしい!」→「本当に?どんな根拠があるんだろう?」
「AさんはBが正しいと言っていた」→「他の意見はないのかな?」
5.「答えのない問い」を考える習慣をつける
世の中には「正解が一つとは限らない問題」がたくさんあります。そのような検索では出ないような問いを考える習慣をつけると、思考力が伸びます。
例:「人が幸せになるには何が必要?」「AIが発展すると、世界はどう変わる?」「未来の仕事ってどうなるんだろう?」などの問いについて考えてみる
こうすることで、
- 検索しても答えが出ないため、自分の考えを深められる
- 考える癖がつくと、論理的思考力・発想力が自然と鍛えられる
- 「自分の意見を持つ力」が身につき、会議や議論にも強くなる
「考えるクセ」をつけるメリット7選

1.記憶力がUPする!
すぐに検索せず「思い出そうとする時間」を作ると、記憶に残りやすくなります。また、「考えてから答えを知る」ことで、脳が情報を重要だと判断します。
検索する前に1度考えるだけで、記憶力がUPします。
2.思考力・判断力が鍛えられる
「なぜ?」「本当に?」と考えるクセがつくと、物事を深く理解できます。また、検索結果をそのまま信じず、自分で考える習慣がつきます。
情報を鵜呑みにせず、冷静に判断できるようになります。
3.クリエイティブな発想ができるようになる
「これを別の視点から見たら?」と考えると、新しいアイデアが生まれやすくなります。すぐに答えを求めずに考える時間を作ることで、発想力も鍛えられます。
考えるクセがあると、仕事や勉強にも応用できます。
4.自分の意見を持てるようになる
「みんながそう言っているから」ではなく、「自分はどう思う?」と考えられるようになります。会議や議論でも、自分の考えをしっかり伝えられるようになります。
考えるクセがあると、流されずに「自分の考え」を持つことができます。
5.仕事や勉強の効率が上がる
「どうすればもっと効率よくできる?」と考える習慣がつきます。ただ情報を覚えるのではなく、活かす力もつきます。
問題解決能力がUPして、作業の質も上がります。
6.人間関係がスムーズになる
「相手はどう考えている?」と意識できるようになるため、コミュニケーションが円滑になります。「この言葉を言ったらどう思われる?」と考えられるようになります。
気遣いが出来るようになり、人間関係のトラブルも減ります。
7.人生の選択がうまくなる
「本当にこれが自分にとってベスト?」と考えられるようになるため、目先の選択ではなく、「長期的に見てどうか?」を判断できるようになります。
考えるクセがあると、直感や勢いだけで決めず、納得できる選択ができます。
まとめ
考えるクセをつけると、記憶力・思考力・判断力が鍛えられ、発想力や人間関係のスキルも向上します。便利でとても役に立つスマホですが、すぐに頼らず、一度考えてみる習慣をつけることで、人生を豊かにしましょう!

miho
今回も人と関わっていくうえで避けることはできない人間関係の悩みを減らすための手助けになる情報をまとめました。他の記事もありますので、あなたが今よりより生きやすくなる手助けになれば嬉しいです!X(Twitter)でお悩みの募集もしています。